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「知られざる地元の戦国史を深掘り、時を越えて感じるロマン」

静岡県袋井市「遠江 本庄山砦」

遠江本庄山砦の歴史

遠江本庄山砦は、袋井市にある戦国時代の砦で、遠江地方の重要な防衛拠点の一つでした。この砦は、遠江国における戦略的な要所に位置しており、特に今川家や徳川家の勢力争いが激しかった時期に重要な役割を果たしました。

砦は山の上に築かれており、敵の侵入を防ぐためにその立地を生かしていました。遠江本庄山砦は防御に優れた構造で、敵の攻撃に対して高所からの視点を活かして効果的に対応できるように設計されていました。

砦の役割

遠江本庄山砦は、今川家が支配していた時代、東海道沿いの防衛線の一部として機能していました。特に、今川義元の死後、今川領が徳川家康武田信玄といった勢力に狙われるようになると、この砦はその攻防戦の舞台となりました。

面白いエピソード

  1. 徳川家康の攻略
    今川氏が衰退し、徳川家康遠江国に進出してくると、本庄山砦も攻撃を受けました。家康はこの砦を攻略することで、東海道沿いの交通と軍事上の優位性を確保することを目指していました。家康が巧妙な戦術を用いて砦を制圧したという逸話も残されています。

  2. 地元武将の奮闘
    本庄山砦には地元の武将たちが守備しており、彼らが領地を守るために奮闘した記録もあります。地形をうまく利用した戦術を駆使し、敵軍に対して持ちこたえたものの、戦国時代の流れの中で次第にその役割は小さくなっていきました。